複合加工機周辺のFA機器
FA機器の種類
FA機器にはさまざまなものがありますが、ここでは一例を紹介します。
- はんだ槽
- フラクサー
- ネジ締め機
- 画像処理システム
- シーケンサ
- スクリューフィーダー
また、一口にFA機器といっても「製品の生産過程を全て自動化できる大規模なタイプ」「自動検査や自動部品供給など、生産過程の一部の工程のみを自動化するタイプ」「既存の設備に繋いでFA化させるコントローラータイプ」など、工場ごとの課題や目的に合わせたさまざまなタイプの機器があります。
FA機器の主な機能・役割
操作する
人の判断により機械・設備を動かすこと。スイッチやパネルの操作がこれにあたります。
制御する
あらかじめ設定しておいたルールをもとに、対象の動きをコントロールすることです。
駆動する
操作や制御をした結果を実際に外部に表すこと。例えば車であれば、タイヤが動くという動作のことを指します。
検出する
センサーを利用して、機械や対象がどのような状態なのかを検知することです。
表示する
危険なく作業を進めるために、機械が異常なく動いているかをランプなど目に見える形で表示することです。
複合加工機周辺のFA機器
タッチプロープ
複合加工機上でワークの寸法を測ることができるタッチセンサのこと。計測をもとにワークの位置を自動で決めてくれるため、ワークを固定するためにかかる時間を削減し、加工のずれを軽減してくれます。
ツールセッタ
タッチプロープがワークの寸法を測るセンサなのに対し、ツールセッタは複合加工機で使われる工具の長さを測るセンサのことを指しています。工具の長さを精密に計測することによって、摩耗や熱による変形を検知。不良品が作られてしまうのを事前に防ぐことができます。
フレックスアーム
フレックスアームは、複合加工機で加工したワークの搬送や爪交換を自動で行ってくれるもの。これを導入することにより、これまでとは別のワークを加工する際に、手動で作業員が取り換えを行う手間がなくなります。
産業用ロボット
工場でこれまで作業員が行っていたさまざまな作業を、代わりに自動で行うロボットのこと。あらかじめ定められたプログラムをもとに、ものを掴んだり運んだりします。
FA機器と合わせて工作機械の見直しを
複数の工作機械をFA機器の活用によりライン化するということもできますが、そのためには莫大な金額がかかります。まずは自社の生産工程で活用する機械の数を減らすことはできないか?ということにも着目してみてください。
このサイトでは、切削・旋削を1台で完結することができる複合加工機を紹介していますので、導入の参考になさってください。
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