プログラムが複雑になる
複合加工機のプログラムは難しい?
複合加工機を使用するには、プログラミングが必要となります。
コンピュータによる数値制御を用いて加工を行う工作機械であれば、プログラミングが必要になりますが、複合加工機では複数種類の加工が行えるため、その各加工に関する知識が同時に求められます。
これまでどんな機械を使用してきたか、どこまでの知識があるかにより感じる難しさは変わってきますが、複合加工機のプログラミングが他と比べて複雑であることは確かです。
複合加工機のプログラムが難しい理由
3DCAD/CAMのスキルが必須となる
工作機械のプログラミングには3DCAD/CAMが必要となります。
CADとは図面や設計データを作成するためのソフトウェアのことで、金属加工の場面では仕上がりの確認がしやすいことから3DCADが使われることが多いです。
CADで作成した図面データを元に、実際の加工順序や切削経路などを決めるのがCAMです。
複合加工機を使用するのにも、この3DCAD/CAMについての知識、スキルが必須となります。
複数の加工工程の知識が必要となる
工作機械のプログラミングには、3DCAD/CAMのスキルに加えて、加工工程に関する知識も必要です。
複合加工機ではさらに、単一の加工ではなく、複数の加工を自動で行うため、これまでNC旋盤やマシニングセンタでそれぞれ行ってきた、複数の加工全てについての知識が求められます。
システムを動かせるプログラミングのスキルだけでなく、加工に関する多様な知識が必要となる点が、複合加工機のプログラミングを難しくしていると言えるでしょう。
メーカーのスクールサービスやプログラミング代行サービスの利用も
ここまで見てきたように、複合加工機はじめ工作機械のプログラミングには専門的な知識やスキルが必要となります。
自社にリソースがない会社向けに、多くのメーカーは工作機械のプログラミングに関するスクールや講座を提供しています。
また、プログラミングの代行サービスを行っている会社もあるので、そちらを利用して機器の導入をすることも可能です。
さまざまな方法を検討しながら複合加工機の導入を推進してください。
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