代表的なワーク例
複合加工機でできる代表的な加工ワーク例
ここでは、複合加工機で加工できる代表的なワークについて紹介していきます。
ドライブシャフト
ドライブシャフトとは、車のエンジンによる回転力をタイヤに伝える働きをする部品のこと。車を走らせる上で非常に重要な役割を果たしています。
完成までに、旋盤加工(1工程、2工程)、マシニングセンタ、ホブ加工(2工程)といった複数の加工が必要になりますが、複合加工機であればこれら全てに1台で対応することができます。
ポンプカバー
自動車のエンジン内に、エンジンオイルをポンプの作動で循環させる働きをするオイルポンプ。複合加工機によって、このオイルポンプの蓋の部分にあたるポンプカバーを作ることができます。
通常であれば、旋削加工(1工程、2工程)と5軸マシニングセンタの工程が必要になりますが、複合加工機を使えば1台で完成させることが可能です。
ノーバックハウジング
ノーバックハウジングは、航空機の部品の一つ。
旋削加工(1工程、2工程)と5軸マシニングセンタによる加工が必要ですが、複合加工機1台で完成させることができます。途中で加工物を取り替える必要がありません。
骨プレート
骨プレートは、骨を固定する機能を持ったもの。医療現場において骨折を治したり、整形外科的な変形を矯正するために利用されています。
複合加工機を使うことで、この部品も1台で完成させることが可能です。
時計ケース
時計ケースを作るには、旋削やミーリング、穴開けといった加工が必要です。そのため、従来であればNC旋盤やマシニングセンタなど、複数の機械を使用しなければなりません。
しかし、複合加工機であれば、これらを1台で完結させることが可能です。
まとめ
複合加工機でできる代表的なワークを挙げました。
自動車部品や医療部品など、世の中に欠かせないさまざまな製品を加工している複合加工機。
このサイトでは、そんな複合加工機の概要やメリット・デメリット、他工作機械との違いを紹介しています。購入を検討される際には、ぜひ参考になさってください。
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